全身のベイザー脂肪吸引、ダウンタイムのコツを当日~1か月まで解説!

全体のボディーラインを脂肪吸引で一挙に解決するのが全身の脂肪吸引手術です。全身の脂肪吸引と言われると、一回の手術で全身の余計な脂肪細胞を除去するものと想定しがちです。

もちろん全身の脂肪吸引を一回で行う場合もありますが、数回に分けて手術をする場合も多いと言われます。

太ももとお尻などのように連続したボディーライン上に存在する脂肪細胞については一挙に脂肪吸引を行うことのメリットがあることから、全身を連続したパーツごとに分割して、数回に脂肪吸引を分割する方法が選択されることも多いようです。

最近では全身のベイザー脂肪吸引などの最新の技術が美容外科手術界で導入が進み、従来の脂肪吸引で課題となっていたダウンタイム問題が相当軽減されてきています。

ただし全身のベイザー脂肪吸引では施術範囲が広くなるのでダウンタイムも各所の負担を同時に受けることになるので、部位別の施術に比べればダウンタイムの負担が大きくなることは避けられません。

本稿ではダウンタイムが強く出がちな場所を中心に全身のベイザー脂肪吸引後のダウンタイムへの取り組み方を解説いたします。

全身のベイザー脂肪吸引、ダウンタイムのコツを当日~1か月まで解説!

手術当日(1日目)の注意点

太ももは、脂肪が付着する量が多く脂肪吸引量も多くなる箇所です。膝裏の間接の直近上部から足の付け根にまで至る太もも全体の脂肪が対象になります。

ここをスリムにすれば美容効果が高く、部分や背効果が大きい箇所なので脂肪吸引量は相当量になります。

しかも太ももには巨大な筋肉が存在し、足の動作につれて強い物理的負荷がかかるパーツでもあります。

そのため一日目では痛みが強く出る傾向があるので、手術当日は痛み止めなどの鎮痛剤も利用しつつ自宅で安静にするべきです。

お腹周りの脂肪吸引は太ももについで多く脂肪除去がされる場所です。皮下脂肪が多く分布していることから脂肪吸引による部分やせに期待をよせる要望も強いので脂肪除去量も多くなる箇所です。

脂肪除去量が多いので、太ももほどではありませんが痛みが出やすいパーツです。手術当日は安静にするべきでしょう。場合によっては、痛み対策に鎮痛剤も服用してください。

二の腕は袖上に肩関節から上腕部の下側に脂肪がぶら下がり、加齢で脂肪が付きやすくなる場所です。痛みはありますが、鎮痛剤でコントロール可能な程度が多いようです。

この箇所では腫れや内出血による見た目が人目を引く可能性があるので、圧迫帯の上から長袖を着て隠すようにして下さい。

手術当日はいずれの箇所にせよ痛み対策が重要になります。

術後2日目3日目の経過やアフターケアの注意点

全身のベイザー脂肪吸引が行われた皮膚の内部ではどのような変化が起こっているのかを知っておけば、2日目以降のダウンタイムの症状や対策を立てやすくなります。

ベイザー脂肪吸引手術後は脂肪細胞のみが集中的に回収されているので、皮下組織では脂肪が存在していた場所には隙間を埋めようとしてリンパ液が流入し水分量が相対的に多くなっています。

そのため浮腫みや腫れが発症しやすい体内環境に置かれていると考えることができます。

浮腫みの発生母体が脂肪除去後の皮下組織のたるみにあると考えれば、圧迫を加えて浮腫みや腫れを緩和することが重要であることが分かります。
それでは手術2-3日の経過やアフターケアを解説します。

太ももでは痛みがまだ比較的強く出ているので可能であれば鎮痛剤を使用して痛みを引き続きコントロールしてください。痛みと同時に浮腫みや腫れが出てくるのもこのあたりの時期からです。専用の圧迫下着などの処方を受けられるのであれば、それらを使用して圧迫を行うようにして下さい。

お腹周りでは痛みが軽減してくる頃ですが4日くらいまでが痛みが比較的強い時間と言えます。就寝時に寝返りを打った時の刺激で痛みで目を覚ます場合もあるのでクッションを挟み込むなどの注意が必要です。

二の腕では痛みは2、3日もたてば相当程度軽くなります。下半身に比べれば浮腫みが出にくい場所ではありますが、圧迫を加えて浮腫みの対策は継続しましょう。

ふくらはぎの脂肪吸引もしている場合、2,3日は痛みが比較的強い時期を経過しますが、ふくらはぎに特徴的なダウンタイムの症状として浮腫みが強く出ることがあります。

これは人間の生理的特性により下半身は浮腫みが出やすいことも影響しています。

人間の血管内では血液や水分が全身をくまなく循環していますが、下半身は重力に引っ張られて体液が溜め込みやすい仕組みになっています。

このようにふくらはぎ周辺は余計な体液により浮腫みやすい条件に、脂肪吸引によりさらに体液がたまりやすくなっているため、浮腫みが強く出てしまうわけです。

足の浮腫みは強めに出るのでいつも履いている靴も履きづらくなることもあります。

全身のベイザー脂肪吸引手術後1週間くらいまでは、水分やたんぱく質の補給を十分に行い体力の回復をはかることも大事です。パーツごとの分割手術により、全身のベイザー脂肪吸引を行う場合には、次回の手術に向けて早期からの体力回復をはかる必要があるからです。

術後1週間2週間の経過やアフターケアの注意点

全身のベイザー脂肪吸引手術後の1-2週間経過後の手術部位の状態はどうなっているのでしょうか。

場所にもよりますが、この時期に入れば痛みはピークを迎え、ほぼ日常生活も通常通りに復帰しつつある状態です。

浮腫みについてはまだ皮膚内部は回復過程にあるので圧迫は最低1月程度は継続する必要があります。痛みや浮腫みが軽減するのと反対に、別の症状が出てくることがしばしば見られます。

特に注意すべきは手術部位に硬縮と呼ばれる症状がでることがあります。手術部位が硬くなったように感じる症状を指します。引っ張られるような感覚を覚える人もいます。酷い場合では凸凹した箇所も伴って出てくることもあります。

手術直後からある程度の時間経過後にこのような症状が発現してくるのは、皮下組織の手術後の回復のための生理現象の一種と把握することが出来る症状です。

全身のベイザー脂肪吸引の手術直後は、脂肪細胞の抜けた穴を塞ぐかのようにリンパ液が充満してきますが、やがて繊維細胞とよばれる組織が皮下の結合組織と皮膚をつなげるために増殖してきます。

体は部位によって脂肪が付く量が違うので、全ての箇所で等しく脂肪細胞を除去するわけではありません。

場所によって除去される脂肪量に違いが出るので、繊維細胞の増殖具合もまちまちになるので、凸凹が出たり、硬く感じたりするわけです。

この時期に圧迫が不十分だと凸凹やひきつれが残ったまま固定されてしまうのでこの時期の圧迫ケアは、滑らかな皮膚にする上では大切です。

見た目の変化は、浮腫みの回復具合との兼ね合いもありますが、ヤセ効果を十分実感できない場合もあります。

内出血による青アザなどの色味も薄くなってきているはずです。回復過程にあるのは確かなのであまり悲観しないでください。

太ももでは痛みや内出血は軽くなっていますが、浮腫みはまだ出ていることが多いので圧迫固定を継続します。

お腹周りは、広い体表面を対象に施術されているので出血箇所が多くこの時期ではまだ内出血が継続している可能性があります。痛みも2週間程度は少し残るものと考えておきましょう。

ふくらはぎでは、浮腫みが強く出る傾向があるので圧迫固定を継続します。

手術後のこの時期に入れば、痛みなどが軽減して来ますが回復をサポートするため、腫れや青あざを回復させるクリームなども処方されることもあるようです。

手術後1週間後くらいからマッサージやストレッチを指導されることもあります。初めは痛いですがひきつれの解消のためにすこしずつ始めて下さい。

術後1か月~半年の経過やアフターケアの注意点

術後1月以上の時間が経過すれば外見的にも変化を実感出来てきます。手術部位の皮下組織の回復も進み浮腫みも解消されて来る時期です。

全身のベイザー脂肪吸引手術を受ける人にはすべての手術後ダイエットを計画している人もいるでしょう。

全身の脂肪細胞ではおしりと太もも、お腹とウエスト、などのように一挙に脂肪除去をしたほうがボディラインの仕上がりがきれいになることや、分割して脂肪吸引することによる脂肪吸引の効率が落ちるなどのことから、複数部位の同時脂肪吸引が取られることがあります。

これらの手術を幾つか組み合わせて受けて全身の細胞吸引を計画している人は、全ての手術が終わるまでダイエットは控えるべきでしょう。

それはダイエットをすることにより、急激な体重減少が起きると皮膚の弾力が落ち、脂肪吸引後のたるみを懸念して十分な量の脂肪吸引が出来なくなる恐れがあるからです。

また脂肪吸引後の回復期間中にダイエットをすると次の部位の脂肪吸引術までの期間が遅延してしまう可能性もあるからです。

しかしダイエット開始時期を全身の脂肪吸引まで延期すべきとは言っても、食べ過ぎてしまってリバウンドするのは厳に謹んで下さい。

脂肪吸引後は一般的に痩せやすく太りにくい状態にあるとは言われていますが、それは脂肪細胞の全体量が減少した効果に由来するに過ぎません。

脂肪吸引前の暴飲暴食を繰り返すような生活をしていた場合には、生活習慣を抜本的に見直す必要があります。

脂肪吸引は脂肪量を減らすことを目的をしているのであって、太りにくい体質改善をもたらしてくれるわけではないからです。

特に脂肪吸引後にリバウンドが起きると脂肪がいびつに付くことがあり、ボディバランスがいびつになってしまうリスクもあります。

誤解しないで欲しいのは、脂肪吸引後リバウンドした、と言う人がいますがこれは単に太りやすい食生活を継続した当然の結果であって、通常のダイエット時のリバウンドと起こる仕組みに変わりはない、と言うことです。

脂肪細胞の量が減る意味で言えば、栄養を溜め込む脂肪細胞が減少したために、痩せやすく太りにくいと言うのは半分あっていますが、体内の残りの脂肪細胞の代償機能で余計な栄養分が脂肪細胞に蓄積されると言う基本構造は代わりが無いので、手術前後を通じて太りやすさに変化は無いとも言えるのです。

脂肪吸引手術では部分やせ効果が大きいので、再び太るのはイメージしづらいかもしれませんが、バランスの良い食生活で太らない生活を継続することが重要です。

全身のベイザー脂肪吸引のダウンタイムの体験談・口コミ

全身のベイザー脂肪吸引を経験した人の口コミを見て経験談から参考になる事項を考察してみましょう。

二の腕とお尻全体と太ももの脂肪吸引を受けました。二の腕では麻酔が痛く、手術日当日は麻酔でしびれた子供を抱っこすることが出来ませんでしたが、1週間経過後は内出血は殆ど無く生活に支障はありません。

下半身は手術後に痛みが出ました。強い筋肉痛をイメージすればあたっています。

手術翌日には職場復帰を果たしましたが、立ったり座ったりの動作の時にはしんどかったですが、4日くらいで痛みは気にならなくなりました。

術後3日間はテーピングされているので動きは制限されます。

二の腕も下半身も見違えるほどきれいになりました。まだ下半身の手術後1週間ですが、浮腫みが取れていけばさらにスリムになると思うので、これからが楽しみです。

やはり太ももやおしりなどの脂肪吸引量が多い場所では痛みや浮腫みのダウンタイム症状はつき物のようです。しかし大体1週間で回復されていると言うのは、全身のベイザー脂肪吸引手術が肉体への負荷が少なくなるよう設計されているからでしょう。

4週間前に下半身、2週間前に上半身の全身脂肪吸引を受けました。
確かに痛みは強く相当辛かったです。

しかし3週間を過ぎたあたりから目に見えて細くなりました。ふくらはぎも細くなりました。2週間経過だけですが、上半身も細くなっているのが分かります。体重は変わっていませんが、結果に満足しています。

この方はかなり大規模な手術を短期の間に受けているので、ダウンタイムも強めに出たようです。しかしむくみも同時に発生している中でもスリム感を実感しているのは成功したためでしょう。

全身のベイザー脂肪吸引は出血量が従来の方法に比べて相当少ないので少ない分割回数で全身の脂肪吸引が可能になっています。

腕の全周とふとももと臀部下部の脂肪吸引を受けました。

2月経過しただけですが、凸凹も無く結果に満足しています。自分の腕や足とは信じられないくらい細くなっています。ふとももの脂肪吸引は2週間くらいは辛く感じました。

太ももを経験すると他の場所は楽に感じるので、全身の脂肪吸引を想定しているなら、太ももから始めたほうが良いと思います。

太ももを経験してから腕の吸引をした場合相当楽に感じます。

太もものダウンタイムはやはり他の場所に比べると強く出る傾向があるそうです。

全身の脂肪吸引はふとももから始めれば他の箇所は相対的に楽になると一般的に言われますが、この方の口コミはその見解に合致するものです。

全身の痩身整形が上手なクリニック・医師とは?

脂肪吸引は黎明期以降技術革新が進んだ最近に至るまでは、刃の付いた挿入管(カニューレ)を皮下組織に突っ込んで手探りで脂肪を書き出し回収して吸い上げる方法が主流でした。

これに対し全身のベイザー脂肪吸引では、脂肪を溶け易くする作用を持った特殊な薬液を麻酔と共に注射し、ベイザー派という特殊な超音波を照射し脂肪細胞のみを遊離分離して、脂肪細胞のみ回収することが可能になっています。

このため従来型の方法では皮下の血管や神経も含んだ結合組織の一部を損傷する危険と隣り合わせの手技でした。

しかし全身のベイザー脂肪吸引では脂肪細胞のみを安全且つ効率的に回収することを可能にしています。

従来の脂肪吸引では全身の脂肪吸引をするには、カニューレの旧飲料が限定的なこともあってた数回に分割する必要がありました。

全身のベイザー脂肪吸引では、吸引効率が実に90%以上に向上し、必要量を一回の処置で吸引することも可能になっており、数千ccもの脂肪を除去する症例もあるようです。出血量もはるかに減少していることも手伝って、数回の手術で全身の脂肪吸引をすることもあるようです。

しかし一挙的に全身の脂肪吸引をすると複数個所のダウンタイムを同時経験することにもなります。

一箇所のダウンタイムでは耐えられても、複数個所ではかなり負担が強い症状になることもあります。

他方でお腹とウエストのように場所的に隣接していて、同一のボディーライン上にある場¥箇所では一回の処理で脂肪吸引したほうが望ましい結果をもたらすこともあります。これはあまりに手術を分割すると、手術箇所の境目あたりで繊維化が進行し、十分な脂肪量を吸引できない恐れがあるからです。

全身の脂肪吸引を目標にするならダウンタイムの強さや、脂肪吸引量の多さなどと自分のライフスタイル、例えばどの程度の有給休暇をとれるのか等を考慮しつつ全体の治療計画を立てることが必要です。

この際つらい治療を優先しておけば、後の手術の際に肉体的負担が少なく感じることになります。

太ももや腹部を優先して始めることも一案です。ダウンタイムがつらいことと、効果が大きく現れることは表裏の関係にあるといえます。それだけ多くの脂肪細胞を除去しているからこそ回復過程での症状も強くなるからです。

全身の脂肪吸引はこのようにダウンタイムや術後ケアも視野にいれての治療プランが必要なので、経験が豊富で確かな技術をもった美容外科医にめぐりあうことが全ての出発点です。

痩せたい希望に耳を傾け、患者サイドにたって最適の治療プランを提供してくれる美容外科を選ぶことがポイントです。

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