お腹・腹部のベイザー脂肪吸引は従来の脂肪吸引よりもリスクが少ない上に失敗しても修正ができることがあるということで、人気を集めています。ですが、当然リスクもあるということを覚えておく必要があります。
そこでここでは、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引のリスクについてご説明します。
Contents
痛み
まず最初に痛みについてご説明します。
ベイザー脂肪吸引は脂肪をとかしてから吸引しているので、理論上痛みが少ないと言われています。ですが実際はかなりの痛みを感じると言われています。まず、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引の手術は通常麻酔が使われます。ほとんどの場合、全身麻酔で行われるため施術中には痛みを感じることはありません。
施術後はしばらくの間、鈍痛を感じることがあります。痛みの感じ方には当然個人差がありますが、従来の脂肪吸引などに比べるとかなり痛みを感じるという声がおおくあります。
また、お腹まわりは範囲が広くなる場合が多く、痛みも出やすい部位です。痛みが続く期間も個人差がありますがだいたい3,4日程度は激しい痛みが続くと思っていてください。
その後、1,2週間目になると少し痛い程度になり筋肉痛にも似た鈍痛を感じることになります。その後、今までと同じように動けるようになってきてからも筋肉痛程度の軽い痛みは続くことが多いです。
そのため、完全に痛みがなくなるまでは1か月、遅い方で3か月程度は必要になります。
一般的に、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引を行った場合、クリニックから痛み止めを処方してもらえますが、これだけ長い期間痛みを感じることになりますので足りなくなることが多いと言われています。
もちろん施術を行ってもらったクリニックに再度訪問し痛み止めを処方して頂くこともできますが、痛み止めの効果が強いものでなくても大丈夫なのであれば市販薬を服用する事でも十分痛み止めの効果はありますので活用されることをおすすめします。
また、痛みが出てから痛み止めのような鎮痛剤を服用するのではなく、痛みがでそうだと感じたらすぐに飲むことをおすすめします。
ただ、注意すべき点として、上記期間よりも長い間激しい痛みが続く場合、何らかの手術の失敗が考えられます。組織が傷ついた可能性や内部のそしきなどで出血を起こしている可能性も否定できません。
あまりにも痛みが続いたり、激しい場合は失敗を疑いクリニックを訪問するか別の病院で症状をみてもらうことをおすすめします。
腫れ
痛みに続いてご説明するリスクは腫れに関するリスクです。
通常、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引は理論上では組織の損傷が少ないため通常の脂肪吸引とは異なり腫れが出にくくダウンタイムが軽いと言われています。ですが、本当に腫れがでないのかというとそうではありません。
基本的に痛みと同様に腫れも、従来の脂肪吸引と同じ程度あると言われています。腫れ以外にもむくみが出る方もいます。
ですが中にはもちろん腫れがほとんど出なかったため施術後3,4日程度で外出しても見た目が全く分からず満足しているという方もいますが、腫れが引かずむくみも酷く幹部が痛みを持っていて歩くのも辛いし寝転がるのも辛いという方もいます。
腫れがでませんという宣伝文句を目にすることも多いかもしれませんが、ある程度のリスクは当然ありますので全てを鵜呑みにしないことが大切です。
腫れに関するリスクとしてはもう1つ、仮に施術が失敗した場合はかなりの腫れがでます。お腹・腹部のベイザー脂肪吸引に関しては技術力が必要とされます。
そのため、違う組織を傷つけてしまったり、皮膚近くを刺激してしまったりした場合、通常以上の腫れがでることが予想されます。
また傷が酷ければ酷いほど腫れも酷くなります。ただ、先ほどもご説明したように成功した場合でもある程度の腫れは覚悟しておく必要があります。
そのため術後しばらくは腫れがでるためドクターの施術によるデザインが綺麗かどうかは判断できません。そのため、この時点で判断するのではなく、きちんと腫れが収まってからデザインが綺麗かどうか判断する必要があります。
おさまった後でも、左右のくびれ方に違和感があったり、でこぼこしていると感じた時は迷わずにクリニックに相談することをおすすめします。
ただ、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引に関して言えば、腫れがでたとしても人目につきにくい部位です。当然、タイトな服を着たり、お腹があいた服を着る場合は目立ちますが、ゆったりとした服を着ていれば少々腫れていたとしてもほとんどの人が気付くことは無いと言えます。
そのため、腫れがある期間だけでもそのようにゆとりのある服装をする方が腫れも引きやすいですし、腫れが他人の目に留まることがなく目立ちませんのでおすすめだと言えます。
腫れに関しては、下手に触らず腫れが引くのを静かに待つという事、安静にしておくという事が一番早く腫れを引かせるための秘訣だと言えますので、安静第一にすることが大切です。
内出血
次に脂肪吸引で気になる事項と言えば内出血に関してだと思います。内出血に関して言えば、腫れと同様に従来の脂肪吸引とは異なり、お腹・腹部のベイザー脂肪吸引はそのような症状が起きにくいと言われています。
とは言っても全く起きないというわけではありませんし、起きにくいと言われていますが内出血の程度に関して言えば、施術方法によるものよりも体質によるものの方が大きく、同じベイザー脂肪吸引を試しても酷い内出血が起きる人はおきますし、従来の脂肪吸引であってもあまり青あざが出来ない人も多くいます。
ですがどちらにせよ、脂肪吸引はどの方法であっても内出血が起きて皮膚に青あざが出ます。見た目はとても痛々しいですが徐々に消えていきますので特段心配することはありません。
また、内出血によって青あざが強く出たといってもそれがお腹・腹部のベイザー脂肪吸引の失敗につながるという事はありません。
組織を傷つけるため、どうしても青あざや内出血が起きてしまいますが、失敗するとできるというわけでも、下手だから出来るというわけでもなくどんなに腕の良いドクターが手術を行ったとしても、起きてしまうということを認識しておく必要があります。
ダウンタイムに関しては個人差が大きく一概に言うことは出来ませんが、だいたい手術から3,4日たったくらいから全体的に青あざが目立つようになります。
また、人によってはその青あざがふともも部分にまで出来てくることもありますがこれは重力によって内出血が下に下がってきた結果ですので心配する必要はありません。
そして2週間程度すると青あざはすべてと言っていいほど自然と消えていきます。個人差はもちろんありますが、だいたい2週間程度で内出血や青あざは全ておさまると考えて頂いて大丈夫です。
また、青あざをより速く治したいと考える場合は患部を圧迫すると良いと言われています。
とはいえ、術後すぐの幹部を下手に圧迫することは傷口を開く原因にもなりますし、術後の経過が悪くなる可能性も高いですので素人が勝手な判断で行うのはやめましょう。
必ずドクターに相談し行っていいかどうか確認を取ったうえで、ドクターの指示のもと正しい方法で圧迫するようにしてください。このように通常心配する必要はありませんが、あまりにも青あざが消えない場合や痛みがひどい場合は、内出血がずっと続いている可能性が高いため、一度クリニックで検査をするなどして下さい。
カニューレの傷跡
お腹・腹部のベイザー脂肪吸引のリスクとして一番考えられるのがこの項目です。
カニューレとは脂肪を吸引する管のことを言い、体の内部に入る部分になります。当然ですがこの部位を体に差し込む必要がありますのでカニューレを挿入するにあたり、体に傷跡が出来ます。
お腹・腹部のベイザー脂肪吸引のリスクとして考えられるのが傷跡がキレイに治らずいつまでも傷跡が目立つということです。もちろん綺麗に傷跡が治る方が多いですがまれに傷跡がケロイドのようになり目立つことがあります。
傷跡については多くの場合、はじめは赤い線として見えています。
その傷跡が時間とともに色がうすくなり、最後にはほとんどわからないくらいに治るのが普通です。原因として考えられるのは体質もありますが、それ以上にドクターの技量があり、傷口の縫い方が丁寧ではない場合、傷口の消毒など適切な術後ケアをしなかった場合などに傷跡が酷くなるケースが多いようです。
そのため、脂肪吸引をうけて6ヶ月以上経過しても傷跡が目立つ場合は傷跡修正の手術を検討してもいいといえます。
また、ベイザー脂肪吸引に関して言えば、ベイザー超音波を流すための器具が熱を持ちますので、通常の脂肪吸引では起こりえない火傷が稀に傷口近くに起こる場合があります。
これはベイザー脂肪吸引にしかないリスクであり、他の脂肪吸引ではありえないリスクです。もちろん、ドクターの技術力によるものが原因ですが、手術中は麻酔がきいていますので痛みを感じることが出来ません。
そのため、術後気付いたらひどいやけどの跡があったという事もあります。このようなリスクがあるということをしっかり理解しておく必要があります。
お腹・腹部のベイザー脂肪吸引は、人目に付きにくい部分ではありますが、傷跡があれば水着になったり下着になったりした際にわかる人にはわかってしまいます。せっかくきれいになっても傷跡があるとどこか満足しきれないところがあると思います。
そのため、火傷のようなケロイドになっていたり、傷跡が目立って気になるようであれば修正手術を受けるなど、何かしらの手術で傷跡を目立たなくさせることは出来ます。
ですが、修正手術を行ったとしても一度傷跡が出来てしまった肌は傷跡を薄くすることは可能ですが元通りの手術前のような傷跡の全くない綺麗な肌にするのは皮膚移植などの手術を受ける以外では難しいと言わざる負えないですので傷跡が残らない腕の良いドクターを選ぶことが大切です。
お腹・腹部のベイザー脂肪吸引のリスクに関する体験談・口コミから考察できたこと
今までお腹・腹部のベイザー脂肪吸引に対するリスクや失敗の可能性などについて説明してきましたが、リスクについて実際の口コミについてご紹介します。
まず最初は痛みと腫れについてですが、施術後すぐに動くことができますがむくみと腫れと痛みで発熱してしまい、1日目の夜は全く眠ることが出来ませんでした。
クリニックではかなり強い鎮痛剤をもらい服用しましたが症状が若干軽くなる程度で痛みや腫れがなくなるということはなく大変な思いをしました。その後3日くらいで浮腫みと腫れがピークになりますます大変でした。
という口コミがあります。
このように脂肪吸引に関しては簡単に痩せることができる手軽な方法だと思っている方が多いですが、実は痛みや腫れがかなり出るということを理解しておく必要があります。
また、他の方も 脂肪吸引したのにびっくりするくらい腫れます。
もちろん痛みは続きますが 初日より少しだけは緩和されていきます。
ですが、耐え難い痛みがずっと襲ってきます。
という口コミがあります。
腫れや痛み、むくみなどに関してはベイザー脂肪吸引であれば起こりにくいと言われていますが、実際はこのように想像以上の痛みや腫れがでることが多く、リスクが全くない手術とはいえないということが理解できると思います。
次にカニューレの傷跡についてですが、傷跡が目立ってしまうため水着になったり下着になったりすることは出来ませんでした。修正手術も受けましたが、余計にケロイドのようなあとになってしまい、手術したことがバレバレです。
という口コミがあります。
他にも、半年以上過ぎてもベイザーの傷跡がくっきり消えず、クリニックからはステロイド注射をうてば消えるといわれたので打ちましたがまだ残っています。いつになったら消えるのか不安ですし、いつまでも気になり手術したことを後悔し始めています。
という口コミもあります。
傷跡に関しては、デリケートな部分でいつまでたっても消えない傷跡に悩む方は少なくはありません。このようにせっかく手術を受けて綺麗になろうと思っても、体に傷跡が残ることもあります。
手術をする以上、何かしらの傷跡が体に残ることが考えられますし、体の内部が傷つく可能性も否定できません。
ベイザー脂肪吸引に関してはメリットが注目されがちですし従来よりもリスクが低いと言われますが、そのようなリスクがあるということをしっかり理解した上で手術をうけるかどうか判断する必要があると言えます。
記事のまとめ・お腹の痩身整形が上手なクリニック・医師とは?
お腹・腹部のベイザー脂肪吸引に関するリスクについてご説明し、口コミによる実際の体験談をご紹介してきましたが、ではどうすればこのようなリスクを避けることが出来るのでしょうか。
一番おすすめの方法は信頼できる腕のいいクリニックを見つけること、この人になら任せてもいいと思える信頼できるドクターに手術を行ってもらう事が大切です。
それではこのようなドクターやクリニックはどのように選べばいいのでしょうか。その基準についてご説明します。
一番わかりやすい基準としては、そのドクターやクリニックの口コミを見ることです。口コミは実際に体験した方の生の声です。
そのため、これ以上参考になる情報はありません。口コミで高評価を受けているドクターやクリニックであればある程度信頼しても良いと思います。
次に判断できる基準としてはカウンセリングをしっかり行ってくれるかどうかです。ここで大切になるのはこのカウンセリングでデメリットやリスクも説明してくれるかどうかです。良い面のみを説明するドクターは良い医者ではありません。
きちんとリスクを説明してくれ、その上で自分にあった方法なのかどうか、本当にお腹・腹部のベイザー脂肪吸引を行う必要があるのか一緒に検討してくれるドクターこそが本当に良いドクターだという事が出来ます。
良い面のみを説明し、簡単にカウンセリングを終わらせるのではなく、しっかりと説明してくれるドクターを選んでください。
最後に、判断する基準として、症例数があげられます。症例数とは何件の患者さんの手術をこなしているかというものです。
失敗や成功数によっても判断が異なってきますが、ですが、手術数をある程度こなしているドクターは経験があるため失敗するリスクは少ないと言えます。
そのため、ある程度の症例数を毎年こなしているクリニックやドクターを選んだ方が安全だと言えます。
せっかくきれいになるために手術を受けたにもかかわらず、痛みがいつまでも続いたり、腫れや内出血が酷かったり、傷跡が残ったりこのような症状がある場合、手術を行ったことを後悔してしまうこともあると思います。
このような悲惨な結果にならないためにも、やはり事前に下調べをしておき信頼がおけるドクターを見つけておくことが何よりも大切だという事が出来ます。後悔しないためにも、ある一定の基準を満たしているドクターやクリニックを選んで手術を受けることをおすすめします。

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