太もも・大腿のベイザー脂肪吸引、失敗を4つまとめてみた

従来は刃のついたカニューレと言う管を皮下組織に差し込んで、脂肪細胞を皮下組織から直接かき出す方法が取られていました。

例えば太ももにカニューレを挿入すると脂肪吸引しながら脂肪の多い場所を求めて、皮下組織の中をカニューレを手探りで移動しつつ脂肪組織を刃で皮下組織から切り離して脂肪吸引を行う方法が長い間の主流となっていました。

この方法では脂肪の回収率が低いと言う問題を抱えていました。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では脂肪回収率を飛躍的に向上させることで、従来の脂肪吸引の課題が克服され、脂肪回収率は90%以上になりました。

脂肪細胞のみを選択的に除去できるので、出血量も抑制され肉体的負担も大きく改善されました。

特に従来型の脂肪吸引では問題となっていた、ダウンタイムの症状が強く出て長時間にわたって継続する事態はベイザー脂肪吸引ではかなり改善されています。

他方で脂肪回収量が増えたことで、脂肪を取りすぎたり、脂肪細胞の回収にばらつきがあったりして皮膚の表面がでこぼこする症状に悩む人もいます。

場合によっては脂肪細胞の再注入が必要になることもあります。

太ももの脂肪吸引ではお尻が垂れる症状がでることもあります。これはお尻の直下の太ももの脂肪細胞を取りすぎたことにより、支えがなくなったお尻の脂肪が垂れてきたことによるものです。

今回の記事では、太ももの脂肪吸引に関する失敗例をまとめました。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引、失敗を4つまとめてみた

脂肪の取りすぎで皮膚が窪む・でこぼこになる

太い足に悩む女性は多く、太ももの脂肪吸引は数ある脂肪吸引部位の中でも施術希望者が多いといえます。

太ももはお腹やお尻などについで脂肪吸引量が多いため、正常裏に脂肪吸引が終了しても、術後の回復過程で生じるいわゆるダウンタイム強めに出る傾向があります。

施術実施例が多いことに比例して、脂肪吸引後に失敗に終わったと感じる人も多い場所でもあります。

太ももは脂肪吸引をすると不具合が生じやすい特徴があるといえます。本稿ではふとももの脂肪吸引後の不具合やその対処法などを解説します。

よく経験するのが手術後に皮膚がくぼんだり、表面がでこぼこになったりすることがあります。

これはどのようなメカニズムで生じるのか、脂肪吸引後の皮下組織の変化を考察すれば理解できます。

脂肪吸引はカニューレを言う吸引機能が付いた管を皮下組織に外科的に挿入して、脂肪細胞を直接かき出す方法が取られます。

皮下の血管や神経なども含めた結合組織の中を術者が脂肪を求めて移動させながら脂肪細胞を吸引回収していきます。

従来はこのような手探りで術者の経験で脂肪回収量の差が出やすい方法に変わって、最近では太もも・大腿のベイザー脂肪吸引と言う手術方法が普及しつつあります。

従来の脂肪吸引術に比べて脂肪回収率が高く、90%以上の脂肪細胞を回収することが可能です。

そのため太もものように脂肪細胞が多数分布するボディパ-ツには、特に太もも・大腿のベイザー脂肪吸引は効率的に脂肪を回収することが可能になっています。

反面脂肪細胞を大量に回収できることにより、皮下組織の回復過程ででこぼこになったり、窪みが出来たりします。

これは脂肪がかけた場所をコラーゲンと言う結合組織の元が充満してくることにより拘縮と言う回復過程に伴うものなのである程度は出現するのは仕方ありません。

拘縮は1-3月程度で収まりますが、それを過ぎてもでこぼこなどが残っている場合には、脂肪吸引の方法に問題があった可能性があります。

原因としては、脂肪組織をとりすぎたために皮膚がだぶついていることが考えられます。

均一に脂肪組織を回収できていない場合も、脂肪が残った場所との境界で滑らかなボディーラインにならないことも考えられます。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では広い範囲の脂肪吸引を行うため、脂肪吸引量二ついては均一であることが術者に求められます。

他には手術後の圧迫固定が不十分な場合も、でこぼこの原因になることもあります。

皮下脂肪の取り残しで痩せない

太ももは脂肪細胞が多い箇所なので、脂肪吸引すれば相当程度脂肪細胞を回収できますが、それでも皮下脂肪を取り残してしまい芳しい効果が見られない場合もあります。

特に従来の脂肪吸手術では脂肪細胞の回収率が50%程度に止まっていたので、脂肪量が多すぎると回収量の割には部分やせ効果が見られないことが生じていました。

脂肪吸引をした部位では、手術後の回復過程で脂肪に替わって繊維組織が再生してくるので、強固な結合組織が形成され再度の脂肪吸引が困難になることもしばしばあります。

そのため太いふとももを修正できないまま、再手術もあきらめざるを得ない結果におわることもありました。

また皮下組織へのダメージが大きく、カニューレによる出血量も懸念されるため、一回の手術でそれほど大量に脂肪細胞を吸引回収できない技術的限界も回収率の低さも、皮下脂肪の取り残しが生じる原因にもなっていました。

この回収率の低さについてはある程度解決されつつあります。

従来型の脂肪吸引は大雑把に脂肪細胞を除去するスタイルでしたが、太もも・大腿のベイザー脂肪吸引ではベイサー波と呼ばれる特殊な超音波を照射できるカニューレを挿入して、脂肪細胞のみを回収できる方法が取られています。

脂肪細胞のみを回収可能なのは、事前に脂肪を解けやすくする薬液を注入しておき、ベイサー波をさらに照射することで、脂肪細胞のみ遊離させ、カニューレで回収する方法で脂肪を吸引しているからです。

この方法では神経や血管などの結合組織へは最小限度のダメージにとどめるので、出血量も従来型の脂肪吸引に比べて7分の1程度に抑えられています。

その恩恵として一回あたりの脂肪回収量も飛躍的に増加し、一回の手術で数千cc以上の脂肪細胞吸引も可能になっています。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では皮下脂肪の取り残しにる失敗は少なくなっていると言えます。

ただし、場所によっては十分な量の脂肪吸引を出来ないため、脂肪吸引が制限されざるを得ない事例があることも確かです。

例えばふとももと臀部の下部の、両パーツが接する部分では脂肪吸引量が多すぎるとお尻の肉が垂れてしまうため、あえて脂肪吸引量をコントロールしてしまうことがあります。

臀部からふとももの境界のようになだらかなボディーラインを確保したい場合には、臀部の脂肪吸引も同時に行うことで十分な量の脂肪吸引とボディーラインの維持を実現することが可能になります。

たるみ

お腹の脂肪吸引ではたるみは良く出る失敗例ですが、同様に脂肪細胞が多い太ももでも発症することがあります。

たるみが生じるのは皮下の脂肪細胞の過剰吸引が原因であることが考えられます。

脂肪細胞を取りすぎてしまうと、従来脂肪細胞が存在していた皮下組織から大量に脂肪が除去されたおかげで、皮膚があまってたるみが出る場合が多いようです。

場合によっては皮膚表面の質感が悪くなる症状を併発することもあります。

皮下の脂肪細胞は皮膚表面に近い薄い層、中間層、筋肉近くの深い層に分かれていますが、皮膚にも変化が出ている場合には皮膚表面に近い薄い層の脂肪を取りすぎている場合も考えられます。

また肌の質は個人差があり、脂肪の付き方も各人によって分布や脂肪の厚さも個人差があります。

個人の具体的な脂肪のつき具合に応じて、吸引方法を変えないで脂肪細胞を単純に回収することだけを優先すると術部のたるみが生じることに繋がります。

脂肪の付着具合に考慮せず、大まかな身体的特徴を前提にひとしなみな脂肪吸引では、脂肪細胞の過剰吸引に遭遇する可能性があるわけです。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では脂肪回収率が高いので、バランスの良い脂肪吸引可能な技術と経験を持った医師に施術を受けることが重要なのは、他の美容外科手術と同様です。

他方で皮膚のたるみは個人での手術後のケアを怠らないことで、ある程度防止することもできます。

脂肪吸引後は脂肪組織が除去された分リンパ液などで満たされ収縮しづらい状況になっています。これが術後の浮腫みやたるみの原因の一つになっています。

適切に太もも・大腿のベイザー脂肪吸引が終了してもそのままでは収縮が不十分でたるみが出やすい環境なので、術後の圧迫固定が重要になります。

手術後は最低でも1月間は、手術部を含めたパーツ全体を圧迫固定することが重要です。

圧迫固定しておけば、人為的に収縮状態が作り出されるので、皮下組織の繊維組織が再生する際に満遍なく増殖するので、均一の暑さで皮下組織が再形成されていきます。

その結果皮膚表面が引き締まった環境に移行していきたるみ発生をある程度防止することが出来ます。

脂肪吸引後の皮膚のたるみは過剰な脂肪吸引が原因による失敗もありますが、手術後の不十分な圧迫固定により引き起こされることもあり得ます。

脂肪吸引後は生理的に浮腫みやたるみが生じやすい環境なので十分な圧迫固定で引き締めることも重要です。

カニューレの傷跡が残る

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では切開してカニューレを挿入する必要があるので小さいとはいえ傷跡が残ってしまうのは仕方がありません。

ただし切開範囲は他の手術に比べればそれほど大きく皮膚を開くわけではないので、痕跡が残ったとしても目立つほどでもなく時間経過と共に傷跡は消えてきます。

そのためカニューレの傷跡については、必要以上の心配をすることはないでしょうが、術後のダウンタイムの期間から傷跡を可能な限りキレイに直すための注意点を考えてみましょう。

傷跡の一般的経過を見てみると、術後1月ほどは赤い線が少し目立ちますが、2,3月も経過すれば色味も白くなっていき、白い線が少し残る程度になっていきます。ケロイド体質の人では傷跡に繊維組織が異常増殖してくることがあります。

半年上経過しても赤みがひかず、瘤のようなものがでて来たら、ケロイドの可能性があるので一般皮膚科に受診することが必要です。

一般的には時間経過に委ねれば目立たなくなりますが、より早く回復させる上での注意点もあります。まず手術を受ける際には下着や衣服で隠れてしまう部位や、皮膚のしわと平行している部位からカニューレを挿入する手術をすることです。

太ももの場合、下着で隠れる足の付け根あたりで切開してもらうことになるでしょう。

切開部は縫合することになります。切開範囲が小さいので縫合を軽視する先生もいるようですが、傷が目立たない丁寧な縫合をしてもらえれば安心です。

美容手術なのですから、美の追求に貪欲になるくらいの姿勢で縫合についても相談してみましょう。縫合には抜糸するものと体内に吸収するものの2種類の糸が使用されます。

抜糸糸のほうが傷跡がキレイに仕上がります。

カウンセリングの際、抜糸する方法で縫合することと、傷跡が目立ってしまった場合には適切な処置で対応する、この2点を確認しておきましょう。

紫外線予防も大事です。

傷跡は紫外線をあびると黒く色素沈着を起こすことがあります。服や下着で隠せる場合にはあまり気にしなくても大丈夫でしょうが、年のためにテーピングをして紫外線に曝さないよう万全を期しておきましょう。

傷跡の修復のためには保湿も重要です。手術後の傷跡にはシリコンジェルシートなどで保湿しておきましょう。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引では僅かですが、切開が必要になります。回復にはある程度時間が必要ですが、何点か注意することで傷の回復を早めることも可能になります。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引の失敗に関する4つの体験談・口コミ

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引での失敗した方の口コミについて経験談を解説検討してみましょう。

脂肪吸引したが左右で差が出たので、連絡したが服で隠せば問題ないと言われた。

脂肪吸引量は従来型の方法より飛躍的に増加していますが、回収量のコントロールは施術者の技量に左右されます。

クリニック選びの際には担当医師が太もも・大腿のベイザー脂肪吸引の扱いに熟練していることが大事です。

太ももの吸引を受けて9日目です。クリニックからは翌日から仕事に復帰している人もいると言う話でしたが、痛みのために仕事にいけず2日会社を休みました。体質があるのかもしれませんが翌日からは復帰するのは難しいと思います。痛みについての説明が事前にして欲しかった。

太ももは脂肪吸引量が腹部についで多いことから、ダウンタイムが強めに出る人もいます。手術後の対策にも適切な処置をしてくれるクリニックで手術を受ければ、ダウンタイムの痛みや浮腫みの適切なコントロールが可能です。

お腹と同時に太ももも脂肪吸引を受けました。あまり外見の変化は無く、後日縫合がはずれ血がにじんでまた再縫合をすることになりました。

切開範囲が小さくても高い縫合技術が必要なのはどの手術であっても同じです。美しくなるための美容手術である以上、縫合に技術とこだわりを持つドクターを選びましょう。

内出血は殆どないと事前の説明を受けましたが、実際は出血があり術後3日たっても腫れが引きません。痛みもあり手術当日の夜は眠れませんでした。まだ3日目なので早急かもしれませんが失敗かもと心配しています。

術後3日の口コミなので失敗談と判断することは出来ませんが、太ももの脂肪吸引ではダウンタイムが強めに出る傾向があることは事前に予想できるので、カウンセリング段階で十分な説明を受けていなかった可能性があります。

ダウンタイムのすごし方も十分説明してくれるカウンセリング環境が充実したクリニックを選びましょう。

太ももを含めた下半身を受けました。手術は全身麻酔下で行われたので痛みはありませんでした。術後1日で食事に出かけることもできました。

つらかったのは浮腫みと手術後3月くらいででて来る皮膚の拘縮です。色々な症状が収まるまで半年以上掛かりました。

大掛かりな脂肪吸引を受けたために各部位のダウンタイムが同時発生し、回復までに半年以上の時間も必要だったようです。ある程度大掛かりな脂肪吸引を希望するなら、分割手術も検討するべきでしょう。

太ももの痩身整形が上手なクリニック・医師とは?

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引は脂肪吸引としての効率性や肉体への負担の小ささなどで従来の脂肪吸引の抱えていた課題を相当程度解決しているのは確かですが、手術をする医師の技量が重要なのは変わりありません。

口コミでは成功談が多い中で、失敗談も散見されます。失敗かもと思っている口コミの中には、ダウンタイムの回復過程にある症状で悩んでいる人の経験談もありました。

事前にダウンタイムを含めた十分な説明を受けていないために、不安感や不信感を抱いていると推測される人の声も寄せられていました。

太もも・大腿のベイザー脂肪吸引について十分な経験と高い技術を身につけた医師が在籍していることが重要なのは当然です。

しかしそれと同じくらい注意すべきこともあります。疑問点があれば気軽に質問できて、納得できるまで十分な説明を提供すること、つまり医師やスタッフと患者の間でカウンセリング体制が充実していることも病院選びの上で重要な判断材料です。

その前提で、術後は圧迫固定を継続したり、傷が回復してきたらマッサージやストレッチで浮腫みを解消するよう注意することで回復を早めることが大事です。

ベイザー脂肪吸引の解説書の整形相談

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