顎のラインがあまりシャープではないと、見た目があまり良くないと思いませんか。だから、顎のベイザー脂肪吸引を行う人は意外と多いです。
シャープな顎のラインを手に入れると、かっこいいフェイスラインになりますし、雰囲気がかなり変わります。たるみもあまり気にならなくなるでしょうし、ベイザーなら脂肪を根こそぎ取ることで有名なので、美容クリニックで受けたくなるのもわかります。
しかし、絶対に失敗しないとは言い切れません。万が一、顎のベイザー脂肪吸引で失敗した場合、どのようなことが起こるのか。
ここでは失敗例について考察していきたいと思います。
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脂肪の取りすぎで皮膚が窪む
まず、考えられることは脂肪の取り過ぎです。ベイザーは脂肪を根こそぎ取るとまで言われており、脂肪をたっぷり取ることができます。他の脂肪吸引と比べても多く脂肪を吸引できるので、効果が高いです。
しかし、脂肪を取り過ぎてしまったために、皮膚が窪むこともあります。バランスよく適度に脂肪を吸引できれば良いのですが、医師の腕は人それぞれ違います。
医師によっては自然な感じで顎のラインをシャープにできる人もいますが、そうではない人もいます。たくさん脂肪を取ってより顎のラインをかっこよく仕上げようと思ったのか、脂肪をバランスよく取ることができないために、仕上がりがひどくなることももちろんあります。
あるべき脂肪がなくなっていますから、皮膚が窪んでしまいます。ただし、術後すぐにはあまり窪んでいるようには見えないかもしれません。顎のベイザー脂肪吸引をした後は、顔がある程度は腫れてしまうので、窪みが目立たないはずです。
しかし、徐々に腫れが引いていくので、そうすると皮膚の窪みが目立つようになります。もしも、このような状態になった場合は失敗したと思ってください。美容クリニックでは保障があるはずなので、医師に相談すれば適切に対処してもらえるでしょう。
術後は、定期的に診察をしますので、診察の時に気が付くはずです。実は、皮膚が窪む人もまれにいます。あまりないこととはいえ、脂肪を取り過ぎてしまった人もいますので、このようなことが起こる可能性があると思ってください。
顎のベイザー脂肪吸引自体は、とても優秀な方法です。患者への負担があまり大きくありませんし、それでも脂肪をたっぷり吸引できるのでベイザーに問題があるわけではないのです。
医師の腕が大きく左右するので、脂肪を取り過ぎないようにするためにも、どこの美容クリニックを利用するかは慎重に考えましょう。
脂肪の取り残し
顎のベイザー脂肪吸引をする上で、脂肪を吸引しすぎることも良くないことですが、脂肪の取り残しも困ります。あまり脂肪を取り過ぎないのもあまり効果が出ないでしょう。
思ったよりも顎がシャープになっていないだけで済むのならばまだいい方です。脂肪の取り残しはもっと重大な問題が潜んでいます。
脂肪吸引するときは、小さくしたいと思っているパーツを単に小さくするだけではありません。
小さくしつつ、美しく、自然な仕上がりにしなくてはなりません。自然な仕上がりにならないと、明らかに脂肪吸引などの整形をしたと周りから思われるかもしれません。仕上がりに関しては、どうしても医師の腕に大きく左右されてしまいます。
もしも、脂肪の取り残しがあった場合、どのようなことが考えられるのでしょうか。
あまり顎が小さくなっていないだけではなく、脂肪の取りムラがあるために、顎がでこぼこしている場合もあります。ムラがある場合は、脂肪吸引の仕方に問題があったのでしょう。まんべんなく脂肪吸引していれば、ムラができなくて済みます。
ただし、顎のベイザー脂肪吸引を受けた直後から顎が腫れてしまうので、思ったよりも顎が小さくなっていなかったとしても、腫れているから効果がわからないだけかもしれません。
また、でこぼこがある場合も硬縮があるために、でこぼこしているように感じるだけということも考えられます。定期的に診察しますから、気になる時は、医師に聞いてみてください。
そこで、顎があまり小さくなっていなかったり、でこぼこしていると言われ、腫れやむくみ、硬縮が原因ではないと言われたら、失敗したと言っても良いでしょう。
顎のベイザー脂肪吸引をしてから少なくても4か月くらいは腫れなどがありますから、まだ脂肪の取り残しがあったと断定はしないほうが良いでしょう。
半年以上が経過しても顎があまり小さくなっていない、でこぼこがある場合は、脂肪の取り残しが考えられます。だいたい術後半年も経つと腫れもむくみなども引いているはずだからです。
自分が手術をした美容クリニックに相談しても良いですし、別の美容クリニックへ行って相談しても良いでしょう。こんなはずではなかったのにと思ったら、そのままにしておかないで、相談したほうが良いです。
修正することももちろん可能なので、早めに美容クリニックでもう一度治療してみませんか。理想的な顔にするためにも、修正を考えたほうが良いでしょう。
たるみ
顎のベイザー脂肪吸引をして、顔をすっきりさせようと思ったけれど、気が付いた時にはたるみが生じているという人もいます。顎のたるみを改善したいと思っている人も多いでしょう。だから、効果が高い顎のベイザー脂肪吸引を受けたのに、どうしてたるみができてしまったのだろうと思いませんか。
たるみが生じた場合に考えられる原因は脂肪の取り過ぎです。脂肪をたくさん取ったほうが顔が小さくなります。だから、なるべくたくさん脂肪を取ったのでしょう。ベイザーなら脂肪を根こそぎ取ってくれるので、たっぷり脂肪吸引できます。しかし、それがかえってたるみを生じさせる原因になる場合もあります。
もちろん、ベイザーに問題があるのではなく、ベイザーとは言え、適度な量の脂肪を吸引することがポイントです。顎を小さくしたいと思っていると、カウンセリングの時に、顎をできるだけ小さくして欲しいと言ってしまうかもしれません。
切実な思いにこたえようと医師が脂肪を取り過ぎてしまうことも考えられます。だから、たくさん脂肪を取って欲しいというよりも顎は小さくしたいけれどたるみが出ないようにして欲しいと伝えたほうが良いかもしれません。
脂肪を取り過ぎてしまい、皮膚が余ってしまうと見た目が悪くなります。修正することも可能ですが、あまりにも脂肪を取り過ぎてしまった場合は、修正すら難しくなることもあります。
やはり、たるみも術後すぐには気が付かないでしょう。顔が腫れてしまいますし、その後はむくみが出ることもあります。だから、たるみに気が付くには時間がかかってしまいます。
腫れているのに少したるんでいるような気がしてきたら、早めに医師に言ったほうが良いでしょう。検診の時に医師も気付くとは思いますが、自分で気が付いたのならば検診の時に自分から言ったほうが良いでしょう。
たるみを放置しておく人もいるでしょう。そのうちたるみが解消されるのではないかと思っている人もいるようですが、そういうことはありません。たるみを放置してもそのままたるみは残ってしまいます。
綺麗になるために顎のベイザー脂肪吸引をしたわけですから、たるみがあるのは嫌なはずです。我慢する必要はありません。
たるみは顎のベイザー脂肪吸引の失敗だと思って、放置しないでください。程度にもよりますが、修正できるかもしれません。もちろん、脂肪を取り過ぎてしまった場合は修正が難しいですが、医師に伝えてなるべく修正してもらいましょう。
麻痺やしびれが起こる
顎を小さくしたいと思って顎のベイザー脂肪吸引を行い、見た目に関してはとても綺麗に仕上げてもらったけれど、問題が残ったという人もいるでしょう。
脂肪の取り残しも、取り過ぎもなかったとしても、麻痺やしびれが起こることがあります。脂肪吸引するときは、カニューレを挿入します。カニューレを挿入するために、少しだけ切開しなくてはなりません。また、カニューレを挿入して、どんどん脂肪を吸引していきます。
脂肪吸引するときに、誤って皮下の脂肪を通っている知覚神経を傷つけてしまった可能性があります。とても細かい神経です。通常は、脂肪を吸引するだけで済みますが、もしかしたら、知覚神経を傷つけてしまったかもしれません。
ただし、術後はしばらく顔が腫れたりむくみなどが起こるために圧迫し続けます。なるべく圧迫したほうがダウンタイムを短くすることができるので、時間がある限りは圧迫し続けるでしょう。
実は、圧迫し続けたことでしびれが起こっただけという人も中にはいます。だから、術後すぐに麻痺やしびれを感じたとしても、それは麻酔の影響が残っているのかもしれませんし、圧迫が影響しているのかもしれません。
ただし、圧迫が終わった後もまだ、麻痺やしびれが残っている場合は、失敗したと思ったほうが良いでしょう。麻痺やしびれはもう取れないと思わないでください。内服薬を処方してもらいましょう。
そうすると、徐々に麻痺やしびれが取れていくはずです。症状によって処方される薬は違いますが、ずっと飲み続けることです。
薬を飲めば、すぐに麻痺やしびれが取れるというわけではありません。簡単には治らないでしょうから、コツコツと薬を飲み続けましょう。
治るまでには、もちろん個人差がありますが、3か月以上はかかると思ったほうが良いです。1年くらいかかってようやく治る人もいます。うまくいけば時間はかかりますが麻痺もしびれも取れますが、まれに完治できない人もいます。
顎のベイザー脂肪吸引の失敗の中でも、麻痺やしびれが起こることはかなり厳しい方です。完治できない可能性もあります。
知覚神経を傷つけてしまったので、治すことが難しくなります。
ただ、治らないとは言い切れませんので、麻痺やしびれが起こったら、医師に伝えて内服薬を処方してもらいましょう。
元通りに治っている人もたくさんいますので、忘れずに薬を飲み続けてください。決してこのような失敗は多いわけではありませんが、頭に入れておきましょう。
顎のベイザー脂肪吸引のリスクに関する体験談・口コミ
脂肪吸引というと、確実に部分痩せできる夢の方法というイメージがあるかもしれません。しかし、顎のベイザー脂肪吸引をしたのに、失敗してしまった人も中にはいます。
ほとんどの人が成功していますが、残念なことが起こった人もいますので、どのようなことになり、どう対処したのかを体験談を見ておきましょう。
多くの人が成功したわけですが、せっかくベイザーを選んだのに、術後は思ったよりも顎が小さくなっていなかったという人は少なくないようです。
顎のベイザー脂肪吸引だけではなく、他の部位も脂肪吸引している脂肪吸引について詳しい患者様からの体験談をご紹介致します。
やはり、脂肪吸引した後は腫れてしまったために、簡単に効果を感じることはありませんでした。圧迫し続けて、早く効果を実感したいと思っていたのですが、しばらくすると気になることが起こりました。
1か月以上が経ち、ようやく腫れも引いてきて効果が出てきたと思っていたころのことです。マッサージもしていたために、硬縮もあまり気にならなくなっていました。浮腫みが多少気にはなりました。ただ、左右のゆがみが気になりました。
その後、腫れは順調に引いていき、むくみもかなり気にならなくなりました。ただ、どうしても気になるのが右側に残るたるみです。両方ではありません。右側だけたるみが残ってしまいました。時間が経ち、腫れやむくみと一緒にたるみが解消されて欲しかったけれどダメだったみたいです。
結局、たるみが残ってしまいました。
このように、片側だけにたるみが起こることも十分に考えられます。誰もが左右対称の顔というわけではありません。左右非対称の人も多いです。また、医師の腕も左右しますので、片側だけたるみが起こっても不思議ではありません。
たるみ以外にも半年以上しても顔にツッパリ感があったり、思ったよりも顎が小さくならなかったので、誰にも気付かれないという人もいます。
あまりにもツッパリ感や麻痺などがひどい場合は治療したほうが良いです。時間をかけてでも治しましょう。また、あまり小さくならなかった人は、もう一度顎のベイザー脂肪吸引しても良いのですが、他の方法で顎を小さくすることを考えてみても良いかもしれません。
ベイザーならば、たくさん脂肪を取ることができますが、医師が取り過ぎないようにしようと気を付けていたために、意外と脂肪が取れなかったり、骨格の問題によってあまり顎が小さくならなかったことも考えられます。今後、どうするかは考えておきましょう。
記事のまとめ・顎の痩身整形が上手なクリニック・医師とは?
せっかく顎のベイザー脂肪吸引したのに、あまり顎がシャープにならなくてがっかりした人、顎は理想的になったけれど、麻痺やしびれが起こった人もいます。もちろん、ほとんどの人は失敗することなく順調に手術が終わったはずです。
美容整形に関しては、医師の腕を重視したほうが良いかもしれません。見た目を変えるので、特に腕が良い医師に手術してもらわないと、失敗することもあります。そこまでではなかったとしても、あまり理想的にはならないことも考えられます。
理想の顔に近付くためには、まずはカウンセリングです。カウンセリングで自分の希望をしっかりと伝えましょう。
どんな顎にしたいのかを詳しく伝えれば、どんな治療をすればいいのかが医師はわかります。だから、医師は希望を聞いたうえで、詳しく手術の説明をしてくれます。やはり、上手な医師であればわかりやすく丁寧に手術の説明をするでしょう。
クリニックによって設備に違いはありますが、上手なクリニックならば設備がかなり整っていますので、術後のシミュレーション映像を見る機械があるかもしれません。カウンセリングの時に、シミュレーションしてその場で術後を予想した顔を見せてもらえるクリニックもあります。
最新設備が整っているクリニックのほうが、より腕が良い医師がいる可能性が高いと思って良いでしょう。どんどん新しい技術を導入しているので、常に腕を磨いていると言えます。なかなか設備を整えないようなところは避けたほうが良いです。
万が一、失敗してしまったからと言って、ずっとこのままだと思わないでください。たるみだって窪みだって医師に伝えれば修正してもらえるでしょう。
手術を行った医師に相談して、あまり良い治療法を言われなかった場合は、他のクリニックに相談してみてください。
何軒ものクリニックでカウンセリングを受けても構いません。他院の修正をよく行っているクリニックもあります。なるべく、このようなクリニックを受診したほうが良いでしょう。
見た目の問題ですし、顔ですから、あまり隠せない場所です。
だから、自分で失敗したと感じたら、なるべく早めに行動しましょう。早く修正して、早く理想の顔に近付いたほうが良いです。
顔が理想に近付くと性格も明るくなるでしょうから、我慢しないでください。どうしても、失敗すると落ち込んでしまいますが、理想的な状態に近づければとてもうれしくなります。後ろ向きな気持ちを変えるためにも修正に臨みましょう。